保険適用で白くて強い歯に

2012年4月より、第一小臼歯・第二小臼歯(前歯から数えて4番目・5番目の歯)において、CAD/CAM装置を使用することを条件に、ハイブリッドセラミックレジン冠での治療が保険適用となりました。
2016年4月の保険改定により、第一大臼歯・第二大臼歯(6番目・7番目の奥歯)についても、金属アレルギーの方に限り、CAD/CAM装置を使用する場合のみ保険適用となりました。※ただし、適用には医療機関での金属アレルギーの診断が必要です。
さらに、2016年12月の改定では、第一大臼歯(下顎のみ)について「第二大臼歯がすべて残存する方」も保険適用の対象となりました。※ただし、過度な咬合圧(かみ合わせの力)がかからない場合に限ります。
2020年9月の改定では、中切歯・側切歯・犬歯(前歯から数えて1〜3番目の歯)も保険適用の対象になりました。
2022年4月の改定では、インレー(詰め物)も保険適用となっています。
なお、CAD/CAM冠の保険適用は「認定医院」のみ可能ですが、当院は認定医院のため、ハイブリッドセラミックレジン冠での治療を保険適用で受けることができます。
『ハイブリッドセラミックレジン』とは
『ハイブリッドセラミックレジン』とは、従来の保険適用の素材(レジン)よりも丈夫な素材です。また、CAD/CAM冠は、従来のハイブリッドセラミックレジン(築成)に比べ、工場レベルで高度に重合されたハイブリッドセラミックレジンの『ブロック』をCAD/CAM装置によって削り出すため、割れにくく堅牢です。
ハイブリッドセラミックレジンの価格
ハイブリッドセラミックレジン冠による治療の価格は、保険適用(3割負担の場合)で9000円前後になります。
口腔内スキャナー
3SHAPE口腔内スキャナーを導入しました。これにより、より正確で快適な診療が可能となり、患者様の負担を大幅に軽減できます。スキャン技術の進化によって、より精密なCAD/CAM冠の作成が可能となり、自然な仕上がりと快適な装着感を実現しています。
保険適用される歯の状態
ハイブリッドセラミックレジンの保険適用は『クラウン(冠・被せもの)』になりますので、インレー(詰め物)の場合は適用されません。歯を完全に被っているものになります。また、2つ以上が繋がった冠(ブリッジなど)は保険適用しません。
× インレー(詰め物)保険適用外
○クラウン(冠・被せ物・完全に被っている状態)保険適用